【顎変形症】オトガイ形成手術レポ① 保険の手術で審美面は考慮してもらえるのか?

オトガイ形成と、両顎手術時に骨を固定したチタンプレートを除去する手術を入院して行ってきました。オトガイ形成はかなり顔が変わり、リスクはありますがやってよかったなぁと感じています。写真を使いながら、詳しくレポートを書いていきます。

 

両顎手術の際に顔面神経麻痺や感染など痛い思い、つらい思いをたくさんしたので怖かったですが、両顎手術によって前に出てきた顎がより顔を長くして審美的に辛かったこと、ネジが歯茎から飛び出てきてしまったりしたことから手術を決断しました。

 

 

保険でのオトガイ形成

 

オトガイ形成は、顎先の骨を切り離し、顎の長さや幅、前後の位置を変えて固定する手術です。完全に審美目的で、噛み合わせや呼吸などの機能面での意味はない手術です。

 

ですが、顎変形症の外科矯正治療の一環として保険適用で手術を受けることができます。両顎手術(ルフォー&SSRO)を行い、1年間開けてプレート除去と一緒にオトガイ形成をやることが基本のようです。

 

両顎手術と一緒にオトガイが出来ないか質問した時に「両顎手術でもかなり顔が変わるから、それでも下顎の後退感が強かったり、納得がいかない時に、顔全体のバランスを見てやったほうがいい」とのことでした。

 

保険で手術が出来るのは本当にありがたいことです。

 

審美面は考慮されるのか

 

顎変形症での両顎手術は保険の治療の手術のため「機能面重視」とされていますが、審美面の要素しかもたないオトガイ形成はどうなのでしょうか。

 

これは病院や先生の方針によると思いますが、私はかなり審美面を考慮していただきました。というか、私が要望をはっきりと何度も伝えお願いする形にした、というのが近いかもしれません。

 

「顎が長くて顔が長いのが嫌でつらいです。中抜きをして欲しいです。」

「顎をしっかりと前に出してほしいです。」

 

これを何度も伝えました。美容整形ではないことは承知の上ですが、骨切りの手術を行うなら基本的に2度目はありません。自分が納得する形にどうしてもして頂きたかったのです。

 

デザイン決定

 

執刀医やチームの先生は嫌な顔をせず、オトガイ中抜きや前進を承諾してくれました。そして「どれくらい短くするか」「どれくらい前に出すか」を相談することになりました。

 

本当にありがたいことです。この時点で不安が大きかった手術がかなり楽しみになってきました。

 

顎の長さは、私の顔を定規で測り、鼻から唇の真ん中、唇の真ん中から顎までが1対2になるように顎を隠し、これくらはどうか、等と丁寧にカウンセリングを行ってくださいました。結果5mm中抜きをすることになりました。

 

レントゲンを画面にうつしながら、横顔はEラインが出来るようにけっこうな量を前進させた方がいいとなり、顎をわざとしゃくれさせて、こういう雰囲気になるけどどうか?と何度も確認し合いました。

 

そして8mm前進させることが決まりました。「少ししゃくれるかもしれないよ」といわれましたが、顎なしゴボ口の顔がすごく嫌だったのでそれでも大丈夫です、顎が欲しいですとお願いしました。

 

 

Eラインを考えてくださいました。嬉しいです!

 

手術当日

 

前日に入院し、レントゲンや採血を行いました。資格の勉強をしたりアニメなどを見てまったりと過ごしましたが、消灯時間になってもドキドキしてなかなか寝付けませんでした。断ってしまった睡眠薬を頂けばよかったと後悔しました。

 

当日は朝から術衣に着替えて点滴があり、時間になったら手術室へ。消毒をしたり血圧計を取り付けられたりし、例の「麻酔入ります、眠くなりますよー」の言葉で3秒以内には意識がなくなっていました。

 

手術直後

 

声を掛けられて目覚めると自分のベッドで、呼吸が出来ないことにパニックになりました。看護師さんに、息できるよ、ゆっくり口で吸って!と言われてなんとか落ち着いたあと、顔の痛みにびっくりしました。

 

あの壮絶な両顎手術後を経験したのだから余裕だろうと思っていたのですが、意外と痛くて本当にびっくりしました。顔が熱くて熱くて風船みたいにパンパンになっている感覚と、じんじんとした痛みがすごかったです。

 

お願いして痛み止めの座薬を入れていただきました。

 

ですが、両顎みたいに血を吐いたりすることはなく、すぐにスマートフォンをいじって写真を撮ったりするくらいの余裕はありました。

 

▼次回に続きます。また神経麻痺になってしまった話や、顔写真のビフォーアフター、横顔なども全部公開していこうと思っています。

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