【口ゴボ】アデノイド顔貌の原因は口呼吸!?なおし方を紹介!

アデノイド顔貌という言葉をご存知でしょうか?顎が後ろに下がっていて、口を閉じると梅干しのようなシワが出来るような顔つきのことをいい、「顎なし」「ゴボ口」「口ゴボ」等とも言われています。

 

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この写真のような口元に見覚えがありませんか?輪郭がぼんやりしてしまったり、口の閉じ辛さに悩んでいる方は多いと思います。では、どうしてアデノイド変貌になってしまうのでしょうか。そして、口ゴボはなおせるのでしょうか。

 

この記事では、アデノイド顔貌について、どうしたらなってしまうのか、自分がアデノイド顔貌か調べるチェックリスト、なおし方を記載しています。

 

私も口ゴボといわれるアデノイド顔貌に悩まされていたうちの一人で、どうにかならないかと試行錯誤しました。この記事では、改善するために努力したことやその効果を紹介していきます。

 

 

アデノイドについて

 

アデノイドとは、鼻と喉の間あたり、鼻の突き当りに存在するリンパ組織のかたまりのことを言います。アデノイドは思春期までに消失するのが普通とされていますが、大きく肥大化してしまったり消失することができず、鼻や耳に様々な症状を引き起こすことがあります。

 

アデノイドが肥大したり、消失しないことにより、鼻の空気の通り道が狭くなり、鼻づまりやいびき、鼻声や口呼吸、中耳炎、鼻炎を引き起こします。また、呼吸障害により脳へダメージがいき、学習障碍や成長障碍などの合併症を引き起こす場合があります。

 

子どものいびきや口呼吸は、このアデノイドが肥大していることが原因と考えられています。通常は徐々に縮小していき、いずれ消滅するので特に治療する必要はないとされていますが、ひどい場合は除去する手術もあります。

 

私も幼少期にアデノイド除去の手術を受けたのに、口呼吸や鼻づまりは治らず、結果アデノイド顔貌を引き起こすことになりました。

 

アデノイド顔貌(口ゴボ)って?

 

上記で説明したアデノイド肥大により、顔全体が歪んだりたるんだりして、独特の顔つきになってしまうことを「アデノイド顔貌」といいます。一般的には、口ゴボと呼ばれていますね。

 

また、アデノイドが肥大していなくても、口呼吸が原因で顔の筋肉がたるんでしまい、同じような顔つきになることもアデノイド顔貌と言います。

 

 

この写真はアデノイド顔貌の私の昔の口元の写真です。前歯が突出していて、顎の骨が後ろに下がっていることにより、意識しないと口が閉じられない状態です。また、鼻炎持ちで常に鼻詰まりがあるのも相まって、口呼吸をしています。

 

原因は口呼吸にある

 

アデノイド顔貌(口ゴボ)の一番の原因は、長年の口呼吸にあります。口呼吸が習慣づくことにより、顔の筋肉がたるみ、顎の骨が後退し、前歯が出て、唇が突出して分厚くなり、独特な顔つきになってしまうのです。

 

幼い頃に肥大したアデノイドが、縮小しないことで鼻詰まりを引き起こし、口呼吸をしてしまうことがアデノイド顔貌を引き起こすのです。また、前歯が大きく突出していて口が閉じづらく、鼻は通っているけど口が閉じられないことでアデノイド顔貌を引き起こしてしまう場合もあります。

 

口呼吸だけでこのような弊害が伴うなんて恐ろしいですよね。もしお子様が口呼吸をしている場合は、耳鼻科にかかるなどして、早めに鼻呼吸の癖をつけてあげてくださいね!

 

アデノイド顔貌の特徴

 

では、そんな口呼吸が原因でなるアデノイド顔貌はどのような特徴があるのでしょうか。

 

アデノイド顔貌の特徴

 

 口を閉じると顎に梅干しのようなシワが出来る

 顔の輪郭がはっきりしない

 鼻と唇に人差し指や真っ直ぐの物を当てると、顎が下がっている

 無意識だと口が開いている・意識しないと口が閉じれない

 唇が分厚い(突出している)

 前歯が出ている

 

 

皆様はどれくらい当てはまりますか?自分の横顔の写真を取るとわかりやすいかと思います。私は20歳過ぎるになるまで自分の顎が後退していることに気付きませんでした。

 

 Eラインが作れない!

 

「Eライン」という言葉をご存知ですか?「エステティックライン」というのが正式名称で、美人の定義の1つとされています。

 

顔を横から見て、鼻先・唇・顎先を結んだ時に、直線になるのが理想のEラインとされています。鼻と顎に、人差し指や真っ直ぐの物(定規など)を当ててみて下さい。

 

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上記のイラストは、アデノイド顔貌(顎後退)・通常の横顔・下顎突出のイラストです。真ん中の横顔は、鼻先、唇、顎が一つの直線状に揃っているのに対し、左のアデノイド変貌は顎が足りていなく、右の下顎突出は唇が内側に引っ込んでしまいます。

 

アデノイド変貌は唇突出、顎後退が特徴です。また、鼻も低い方が多いように思います。

 

ゴボ口はなおすことができる?

 

顎がないアデノイド顔貌を直して、綺麗な横顔や理想的なEラインを手に入れたいですよね。

 

「口呼吸が原因でなったのだから、口呼吸を改善すれば元に戻るのか?」というのが一番の疑問ですが、残念ながら骨が完全に形成されてしまった成人後では、口呼吸を改善しただけでは顔つきを変えるのは難しいです。ですが、多少の改善は見込めるとのこと。

 

また、整形手術や歯科矯正などをして顎の位置を正常に戻したとしても、口呼吸が治らなければまたアデノイド顔貌に逆戻りしてしまいます。

 

アデノイド顔貌を改善するには、とにかくまずは口呼吸を改善すること。それには、自分はどうして口呼吸になってしまっているのか原因を考えることが大切です。

 

口呼吸を改善することで劇的な変化は見込めなくても、多少は顔つきが改善される見込みはあります。自然に口を閉じて鼻呼吸が出来るようにする訓練方法をご紹介していきますね。

 

口呼吸改善① あ・い・う・べ体操

 

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口呼吸は、舌筋の低下が原因と考えられます。このあ・い・う・べ体操は、そんな舌筋の筋肉を鍛える体操です。

 

やり方

①「あ~」と言いながら、口を大きく開く

②「い~」と言いながら、口を横に広げる

③「う~」と言いながら、口をすぼめる

④「べ~」で、下を思い切り前に出す

 

ポイントは、喋るより「大きく大きく」口を動かすことを意識する。

①~④を1セットとして、1日30セットを目安に毎日続けること。

 

この体操は実際に私も行いましたがかなり疲れます。 最初のうちは30セットを、10回づつ3回に分けて行うといいと思います。また、入浴時にやることが良いとされています。

 

このあ・い・う・べ体操を継続すると、自然に鼻呼吸が出来るようになり、アデノイド顔貌が改善されていくかもしれないと言われています。

 

口呼吸改善② サポートグッズを使う

 

「鼻呼吸を出来るようにするためには、口呼吸をやめるしか無い」ということで、ご紹介するのが鼻呼吸をサポートするグッズです。

 

①口閉じテープ

普段や寝ている間に口呼吸になってしまう方にオススメなのが、口呼吸改善・口閉じテープ。口が開かないように口に貼るテープです。

 

私は日常的に口が開いていたので、日常的に使用していました。 このテープは、口に貼る用なので、痒くなったり痛くなったりはありません。口さえ閉じれていれば鼻呼吸が出来るという方には、鼻呼吸を習慣づけるという意味でも良いと思います。

 

②あご固定サポーター

 

寝ている間に特に口呼吸になってしまう方、しっかりとサポートしたい方にオススメなのは、あご固定おやすみサポーター。口の開きをしっかりと抑えてくれ、鼻呼吸での睡眠をすることで癖付けることが出来ます。圧迫感が心地良いですよ。

 

リンクに飛ぶと色々種類が見られます。サイズ調整できるものもありますので、ご自身にあったものをお選び下さいね。

 

③鼻孔拡張テープ

 

そもそも鼻が詰まっていて、口を閉じても鼻呼吸が出来ないという方には、鼻孔拡張テープをおすすめします。鼻に貼ると、鼻腔を広げて呼吸を楽にしてくれますので鼻呼吸がしやすくなりますよ。

 

 

色々なグッズを駆使して、とにかく鼻呼吸を癖づけることが大切です!

 

口呼吸改善③ 鼻の治療をする

 

鼻呼吸がしづらければ息が出来ずに苦しくなるので、必然的に口呼吸になってしまいますよね。口呼吸の一番の原因の鼻詰まりの治療をするべきかもしれません。

 

日帰りで行える、鼻の通りを良くする手術をいくつか紹介します。

 

 レーザー手術

痛みや出血はほとんどありません。鼻づまりには90%、くしゃみや鼻水には60%の効果が得られます。 効果持続時間は、個人差がありますが1~3年です。

 

 ・下鼻甲介切除術(鼻づまり改善手術)

局部麻酔をして、腫れている粘膜を焼き縮めることで鼻づまりを改善します。 鼻水やくしゃみも軽減します。 効果持続時間は、個人差がありますが3~5年です。

 

手術名とお近くの耳鼻科で検索すれば病院が見つかるはずですので是非探してみてくださいね。

 

日帰りで簡単な手術を受けるだけで鼻が通りやすくなりますよ。私も行いましたが、かなり快適になりました。費用は1万円程度でした。

 

最も効果的な方法は歯科矯正や外科手術

 

ここまで3つのアデノイド顔貌改善方法を紹介してきましたが、矯正治療はアデノイド顔貌にとても効果的です。顎が後ろに後退していて、歯が出ていて、口を閉じることにぐっと力を入れないと行けないアデノイド顔貌は、やはり医療的に力を加えて歯や顎の骨の位置を変えることが一番の方法だと考えます。

 

 

こちらが私の矯正や手術を行っていない4年前の写真と、4年後の矯正済、両顎手術済、オトガイ形成手術後1週間の写真の比較です。頬や顎下などにまだ大きく腫れがありますが、顎が短くなり、かなり前に出すことができました。

 

上下の顎を動かす外科手術

 

「ルフォー&SSRO」という名称の、上顎と下顎の骨を切って正常な位置に動かす手術があります。「両顎手術」と言われていて、保険適用で大学病院で行う方法と、美容整形としてクリニックで受ける方法があります。

 

まず矯正をして、歯を正常な形に整えたあと、上顎を切って後ろに下げ、下顎を切って前に移動させ、正常な位置に骨を動かした後、金属のプレートで留める大掛かりな手術です。多量出血したり、口が1ヶ月開かなかったりとかなり大変ですが、その代わりに綺麗な横顔を手に入れることが出来るんです。

 

保険適用で大学病院で行う場合、歯科矯正も含め合計で55万円ほどの料金がかかります。美容整形で行うと、平均して300万円程です。

 

アデノイド顔貌は保険適用で矯正が出来る?

 

アデノイド顔貌として、著しく顎が後ろに下がっている場合、「顎変形症」と認められて保険適用での歯科矯正&外科手術が行えることがあります。私もこの顎変形症と診断され、4年かけて歯科矯正と2回の手術を行い、Eラインを手に入れることができました。

 

アデノイド顔貌に悩んでる方で、口呼吸を改善しても顔の変化がない方は、是非一度歯科矯正にカウンセリングを受けに行ってみてください。保険適用で行う矯正や手術について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んで下さいね。

 

まとめ:アデノイド顔貌は改善すべき!

 

アデノイド顔貌でうまく口が閉じられず、日常的な口呼吸をしていると、様々な弊害を引き起こします。なるべく早く改善することが必要です。

  

歯科矯正は、費用の問題や痛みの問題など色々あるかと思います。でも矯正をした方は口を揃えて「やってよかった。頑張ってよかった。」と言います。そんな先輩方に勇気づけられて私も矯正を受ける決意をしました。

 

全てが終わった今、手術の麻痺の後遺症に苦しめられていたりといいことばかりではないですが、やってよかったと思っています。このブログに保険適用の歯科矯正や両顎手術についてのレポートや経過写真を載せていますので、見てみて下さい。

 

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