クイックコスメティークは抜糸が困難!?二重埋没の裏留め(結膜法)についてメリット・デメリットを解説!腫れづらい・取れづらいに注意!
二重埋没法は、様々な糸の掛け方があります。中でも糸の結び目がまぶたの裏側に来る結膜法や裏留めといわれている、湘南美容クリニックの「クイックコスメティーク」や高須クリニックの「裏留め埋没法」などが、抜糸がしづらいというのは本当なのでしょうか。
色々なクリニックの埋没の術式を調べてみましたが、意外と粘膜法をしているところは少なく、城本クリニックは公式ホームページに「術後の視機能へのトラブルから結膜法は非推奨」という旨の記載があるくらいでした。
そんな裏留め埋没法ですが、ちらほらと「抜糸が大変だった」「糸が取り切れなくて諦めた」という口コミや、他院の医師による「裏留めはよくない」という情報の発信をみかけるようになりました。
私も何も知らずに、勧められたクイックコスメティークダブルというのを受けてしまいました…。どうしよう…
埋没の種類
まず前提として二重埋没ですが、術式が「挙筋法(きょきんほう)」と「瞼板法(けんばんほう)」の2種類あります。
画像引用先・Cinderella & Da Vinci Clinic
こちらの画像の左側が挙筋法で、自然な二重の原理に近い術式です。瞼板に糸を通さないため、埋没後に眼球を傷つけるリスクが少ないことが特徴です。瞬きをするときにも摩擦が少なく、目に優しいです。
右側が瞼板法で、皮膚から瞼板に糸を通す方法です。挙筋法に比べて眼瞼下垂になりづらい事や、強度が高く取れづらいですが、目に傷が付きやすいというデメリットがあります。
どちらの術式にするかを自分で選べるクリニックもあれば、基本的に瞼板法しか行っていないクリニックもあるようです。賛否両論ある湘南美容クリニックのクイックコスメティークは挙筋法を使っています。
表留めと裏留め
以下の画像の通り、皮膚側に埋没糸の結び目が来るのが表留め、結膜側に来るのが裏留めです。皮膚側(表)に結び目を作るのが一般的で、その理由としてはただ単純にシンプルだからだそうです。
この画像は点留めですが、線留めでも表側に結び目を作ることが主流です。シンプル故に、糸玉が見つけやすく抜糸が簡単で、まぶたがゴロゴロするリスクも低いです。
「埋没が取れた」「糸がゆるんだ」というトラブルはよく耳にしますよね。事実、埋没は永久とは言い難く、数年後、数十年後に抜糸する可能性は非常に高いです。その時にトラブル無く抜糸が出来るというメリットは大きいです。
デメリットとしては、糸がわかってしまう可能性や、出てきてしまう可能性があるということです。
裏留めのメリット・デメリット
以下の画像は、湘南美容クリニックから引用してきた「クイックコスメティークダブル」です。糸玉が粘膜側にありますよね。
この粘膜法(裏留め)の一番のメリットは、皮膚に針穴が出ないため術後に腫れにくいということ。糸がまぶたにぽっこりする可能性や透ける可能性がないということ。
一番のデメリットは抜糸がしづらいということ。事実、抜糸が困難だったというレポートや他院の美容外科医の発信をちらほらと目にします。
糸が表に出てしまうリスクよりも、糸が中に埋まってしまうリスクのほうが高いです。目を開ける筋肉に噛んでしまっている場合もあるのだとか…。
クイックコスメティークの抜糸は大変
以下、ポセンシアクリニックの最近、クイックコスメティークの抜糸が増えていますという記事から抜粋です。
クイックコスメティークの抜糸の依頼がありました。
昨日手術を受けたとのことで、術後1日目、楽勝とたかをくくりました。ところが裏側の痕跡も分からなくなっているし、いくら探しても糸が見つかりません。
30分以上糸を探しましたがどうしても見つからずギブアップしました。
患者様にまぶたの裏から探して見つからないので表側から抜糸をさせて欲しいと伝え、わずか1分もかけずに小さな穴から抜糸に成功しました。
クイックコスメティークの手術を受け、手術を受けたクリニックで抜糸を行いましたが片側の糸が見つからず、その見つからない糸を抜糸して欲しいとのことでした。
まぶたの裏側から探しますが、糸はまったく見つかりませんでした。糸は切れて裏側からなくなっているので、この状態ではどれだけ糸を探しても裏側からは見つかりません。
表側から小さな穴を開けて抜糸させて欲しいと伝えましたが、まぶたの表側には絶対傷をつけたくなく、諦めるとのことでした。
糸が見つからない、諦める…。自分の身に同じことが起こることを想像すると、ゾっとしますね…。
湘南美容クリニックの先生の反論
ツイッターやTikTokで、クイックコスメティークは抜糸がしづらいというのは嘘。と湘南美容クリニックの医師や公式ツイッターが発信していました。
最近よくお客様から言われます。なんの情報ですか?連絡ください😅 pic.twitter.com/JBoHH69KUM
— 湘南美容クリニック名古屋院 (@nagoya_sbc) August 14, 2021
これほんとによく言われます!
— 日本美容外科学会公認美容外科専門医 本間重行 (@s_shonma5) August 15, 2021
一体誰がこんな嘘情報流してるんだろ…と思っちゃいます笑
むしろ普通の経皮の埋没法より抜糸簡単ですよ!! https://t.co/6FdzMjsajU
まとめ:抜糸しづらいデメリットは大きい
こうなると何を信じるかになってきますが、他院の先生方が裏留め法に注意を出している事、実際に抜糸が出来なかった、諦めたというレポートがあるということから、抜糸がしづらいのは事実だと考えます。
そうなると腫れづらい、バレないという最大のメリットよりも抜糸がしづらいというデメリットのほうが大きいように思いますね。
ですが湘南美容クリニックの先生方はそんなことはないと仰っているので、もし粘膜法(裏留め)のクイックコスメティークを受けて抜糸をしたい方は、執刀医に責任を持って抜糸して頂くのがいいのかも・・・ですね?(もう行きたくない場合もあるかと思いますが)
なんだか私も抜糸したくなってきましたが、無知だったゆえにカウセ周りもせず24万の裏留めをしてしまい、もったいない精神が…(笑)永久保証だし緩んできたら執刀医に抜糸と再埋没お願いしようかな…
ツイッターではリアルタイムの整形経過やカウンセリング情報、美容やダイエット関連を呟いています。 Follow @uinyanchan