整形失敗したらどうする?SNSで告発の成功例・失敗例!クリニックに訴えられないコツを解説

美容整形に失敗したらどうするでしょうか。例えば二重の幅が広すぎて目の開きが悪くなってしまったら。鼻が術前より思いっきり曲がっていたら。綺麗になるために沢山のお金をかけて手術をするのに、マイナスになってしまったら意味がないですよね。

最近では美容整形がより世間に普及してきて、以前よりも気軽に受ける方が増えてきたのではないでしょうか。SNSを利用する美容外科医も沢山います。患者と医師との距離が近づいてきて、コンタクトも取りやすくなっています。

 

「失敗したから修正してほしい」「手術費用を返金してほしい」と直接訴えても冷たい対応や門前払いをされ、ミスや失敗を認めずトラブルになったり、泣き寝入りをするケースも見られます。

 

そんなとき、SNSを使って失敗を告発したらどうなるでしょうか。医師の目に入った時に、「訴える」「アカウントを消せ」と脅されるといった話もあります。過去の事例からみていきましょう。

 

 

SNSで告発が成功した例

 

失敗をSNSで告発し、医師とコンタクトが取れ、再手術や再診察になったということも見かけます。多くの人目につくSNSだからこそ、誠意ある対応をしてくれる場合もあるということですね。

 

高須クリニックで整形失敗


3年前に高須クリニックで二重整形を行った女性が失敗したことをツイートし、それを高須院長が引用RTでコメントをしたことがありました。

 

 

みなとさんは、高須クリニックで二重整形をどうやら1年ほど前に受けられたみたいです。二重ではなく三重に、しかも左右差もあるとのこと。高須クリニックで手術を受けた証明と、失敗された目のお写真も載せていました。

 

高須クリニックでは二重整形・全切開では27.5万円と平均よりは高めの値段設定ですが、高須院長はテレビ出演などもあり名が知られていて、安心感がありますよね。

 

高須院長が引用RTでコメント

 

 

この失敗されたという女性の修正のために他の医院を探しているというツイートを見て、「高須クリニックにケチをつけ、韓国のクリニックを推奨している。」とお思いになられたそうです。

 

昔、嘘の写真を使って「高須クリニックで整形をしたけれど失敗した!」と嘘をついて高須クリニックの評価を下げるツイートをされたこともあったので、もしかしたらまた同じことが、とお考えになられたのかもしれません。

 

その後のやり取り

 

 

紆余曲折ありましたが、高須院長がみてくださるとのことで本当によかったです。ですが、この時に高須院長が引用RTした韓国のクリニックは、ブログを削除されてしまいました。

 

告発で病院側から脅される例

 

 

こちらはルフォー&SSROの両顎手術で、下あごを思いっきり後ろに下げられて噛み合わせが悪くなってしまい、矯正をして一年経っても噛み合わず、顎も削っていないので大きく四角い輪郭になってしまったそうです。

この告発により、弁護士から名誉毀損で書面連絡がきたらしく、該当クリニックの画像転載や、伏せ字でもクリニック名が特定されるので名誉毀損にあたると言われているとのこと。

 

しかも自分の名前は載せておらず、SNSに経緯や顎の写真を載せただけで、いきなり自分の住所に弁護士から書類が届いたと。恐ろしいです。

 

修正は困難だと他院にも断られたそうで、大金をかけて痛い思いをして骨切りの手術をしたのに失敗され、クリニックからは脅され、修正もできないとなると心底つらいですよね。

 

ネットでクリニック名を出すのはNG?

 

調べたところ、実名や社名を出して誹謗・中傷をしていたら名誉毀損や営業妨害で訴えられます。一部を伏せ字にしても、個人または会社が特定できる場合は伏せ字と認められません。

 

たとえば「○○のお店の料理まずかった」や「○○会社は社長が嫌いな人だけ解雇している」等、事実を書いていたとしても、裁判では敗訴する可能性が高いそうです。

 

事実を書いているのに何故敗訴するのかというと、告発には「公益性」「公共性」「真実性」の3つが揃っていないといけないのです。たとえば不当解雇は、公共の利害に関しておらず、また立証することも難しいですよね。

 

ではどのような内容なら裁判で勝てるのか、というと「飲食店の職場が生肉を常温で保管していて、そのために食中毒被害が出ている。これが全患者の名前のリストと、診断書です」など。

 

上記3つが揃うというのは、なかなかのハードルの高さですね。

 

訴えられない告発のコツ

 

では整形を失敗され、クリニックからは追い払われても、泣き寝入りをしなければならないのでしょうか。それはあまりにも酷ですよね。

 

SNSで告発をするときに名誉毀損や誹謗中傷にあたらないように書くコツとして記載してくださっている方がいらっしゃいました。

 

 

①いいところを交えて書く

②事実のみを書く

③感情的にならない事

 

です。クリニックや医師のいいところも書きつつ、失敗などのマイナスなことを事実のみ書き、「ありえない」「絶対にみんな行かない方がいい」「人生めちゃくちゃ」等という感情にまかせた事は書かないほうがいいということですね。

 

書きたくなる気持ちは山々ですが…。

 

まとめ

 

実名のクリニックを出して「整形を失敗した」と告発することは、クリニック側に名誉毀損で訴えられたら敗訴してしまうようですね。でも事実を告発しているのですから、もしそうならあまりにも酷ですね。

 

会社でなにか不正が起きていたり、整形が失敗してしまったりということを告発したい時は、ネットに書くことはNGで、然るべき機関に通告したり、弁護士を雇って裁判をしたり、会社に声を上げたりすることが正しい方法ということです。

 

ちなみに、訴えると脅されたという方はよく見かけますが、実際に訴えられたという話は見たことがないですね。(書けないのかもしれませんが。)医師に届いて成功する例もありますので、私ももしこういう被害にあったら呟いてしまうかもしれません。

 

こういうトラブルは全ての方にありえることです。ただその確率を下げるために、下調べをして信頼できる医師を選ぶことが大事ですね。

 

 

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